『意識高い系』に見られた?ネットワークビジネスに誘われた話。

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しがない児童館職員の私のもとへ、Facebookで見知らぬ方から友達申請と「ぜひ会ってお話を聞きたい」という申し出がありました。

誰だろう?と思いつつ「話を聞きたい」なんて言われて、まんざらでもなかったので一度会って見たら、それはネットワークビジネスへの誘いだったというお話です。

 

 「話を聞きたい」って言ったのに。

若干怪しさを感じながらも、場所も駅の喫茶店ということで長くならないいだろうと待ち合わせの場所へ行ってみると友達申請をしてきた方(仮名Aさん)が一人。

とりあえずご挨拶の後、何の話が聞きたいのか探っていると、向こうからは「仕事は何してるのか?」とか「いくつ?将来の夢は?」みたいな質問が来ます。

正直「私に興味を持ってくれたんならFacebookである程度情報掴んどくもんだろう」なんて思いつつ適当に質問に答えていました。

なかなか本題が見えなかったんですが、Aさんは健康のためにみんなで集まって朝活をしていて、そこで鬼ごっことかしたらいいね!ってことで私に連絡してきたとのこと。なるほどね~、なんて思った時に差し出された名刺にはあるネットワークビジネス企業の名前があり、合点がいきました。


【児童館での遊びを多くの人に知って欲しい】というのがアダになった?

Facebookは友達までの公開設定だったんですけど、ちょいちょい【児童館での遊びを多くの人に知って欲しい】ようなことは書いてました。

それがまわりまわって今回ネットワークビジネスをしている方のアンテナに引っかかったようです。

ここで断っても良かったんですけど、私も一応サラリーマンだったこともあるので、その仕事の仕組み、特にどう人を取り込んでいくのかが気になったたので、もう少し様子を見てみようと好奇心が湧いてきました。

朝活という苦行に参加。

朝早起きして、みんなで元気にランニング。

朝はギリギリまで寝ていたい私にとっては苦行です。

たぶん朝活に参加できない時点で、ネットワークビジネスに向いてないと確信したんですけど、相手に振り回されるのも嫌なので実力を見せてやろうと眠い目をこすりながら行ってきました。

行ってみるとそこそこの人数が集まっています。

半分は大学生でしょうか?

一応朝活のメニューをこなし、今回の肝である鬼ごっこもしましたが、明らかにフィットしてない雰囲気をビンビン感じました。


その後。

もう会うこともないと思ってたら「今度会う日ありますか?」というメッセージ。

なんのお話でしょう?と突っ込んでみると、ネットワークビジネスの名前を出してきたので、ここできっぱりとお断りしました。

 

感じたこと。

今回の経験の中で驚いたのが、朝活に参加しいる大学生が多かったこと。

Aさんと私の共通の友達欄にいる方がいて、中でも大学生を辿っていくと、やたらインターンやセミナーに参加しまくっていました。

たぶん彼らは「意識高い系」の方たちなんでしょう。

で、ネットワークビジネスには「意識高い系」が好きそうな雰囲気が詰まっていると感じます。

起業、人のつながり(仲間、先輩など)、成功、目標、信念とか。
でも、あくまでそれはネットワークビジネスの商材を売るということであって、自分自身の成功や、生計を立てるということではないと私は思います。

 

ちょっとそこの点で若い人には勘違いしないで欲しいなー、と。

いい社会勉強になりました。

「意識高い系」の研究 (文春新書)

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