貴乃花の行動はモンスターペアレントに見える。

なんだか拗れていますね。

一連の騒動を見ていて、なんとなく私が感じたことを子どもの世界に置き換えて変換してみました。

拙い字で申し訳ありません。

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暴力はダメです。

逆らえない立場の者が一方的に力を振るうなんて最低です。

ただね、貴ノ岩は逆らってないというかやり返してないだけで、思いっきり刃向かってますよね。

言い掛かりに対して刃向かったんじゃなく、指導されてる最中にスマホみて彼女ですって答えられたら、品行方正な真面目な人ほど腹が立つでしょうに。

子どものケンカでも「〇〇ちゃんのために〜」なんて言って、やった方もやられた方も泣いたりすることがあります。

そういう時はお互いの言い分を聞き、暴力をふるった子にはきちんとダメなことを、一方で振るわれた子にもその原因があったことを話します。

職員として片時も目を離さず、ケンカが起きないように見張ってろという意見もありそうですが、だったら家から一歩も出すなよ、と思いますけど。


表題のモンスターペアレントについて。

今の保護者の中には学校に問題を伝えず、いきなり警察や教育委員会に行く方もいるそうです。

貴乃花の行動が正にそう。

そしてお互いの言い分を聞き、それぞれの非を正すべきなのに、子どもの意見など無視して保護者の意見を押し通すのは典型的な行動でしょう。

本来なら貴ノ岩も良いオトナの年齢なんだし、自分のやってしまったことや、言いたいことについて話したいと思います。


児童館でもありました。

我々の子どもの頃と違って、家同士の繋がりって希薄になっています。

ある時一緒に遊んでいた子同士でぶつかり、一人が転んで怪我をするということがありました。

そしたらウチの子を怪我させるなんて!って怒った保護者が相手を警察に突き出そうとする行動に。

ことは日曜日の公園で児童館とは関係なかったんですが、どちらもよく来館する子だったので、怪我した子の保護者は学校から児童館までそれぞれの子どもの話を聞いて回ったそうです。

もちろん学校や児童館でもきちんと話をしたことで、保護者の方も落ち着きを取り戻し、警察沙汰にはならずに済みました。

ただ、この騒動で一番傷ついていたのは怪我をさせてしまい、警察に突き出されそうになった子。

怪我した子もそこまで大ごとになった事で、やはり不安定になっている様子も見えました。


白鵬キャプテン。

貴乃花に対して生意気な事言うのは部活のキャプテンと言った立場でしょうか。

貴乃花はバスを運転できる保護者で、憎たらしいけどカントク以外で言うことを聞かなきゃいけない保護者の一人と言ったところ。

そんな保護者の子どもの貴ノ岩にもキャプテンとして話はするけど、あまりよくは思ってなかったか、あるいは貴ノ岩が「キャプテンだって遠征の時はウチのバスに乗るんだぜ」とか吹いていたんでしょう。


まとめ。

横綱の品格とか、相撲協会の体質だのいってますけど、大袈裟に過ぎるかと。

公益財団法人になったといっても、相撲がスポーツに分類されるのは、もっと先。

およそ武道は「道」を極めるもので、技術だけでなく精神面も重視されます。

暴力は無くても、掛かり稽古などイジメに近い練習が残ってますし、それをしないと強くなれない世界です。

野球にしたって千本ノックとかそう。

追い込んで強くなるという練習法が打破されるのには、まだまだ時間がかかるでしょう。