今更ですが『革命のファンファーレ』を読みました。ついでに『えんとつ町のプペル』も。

Amazonのレビュー見ると結構叩かれてますね。

たしかに文章が鼻に付くけど、やった実績から言えば文句は言えません。

 今更の感想なので、私が気になった部分を中心に書きます。

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

 
 

 

学校の先生はお金のことを教えてくれない。


たしかに、学校の先生は生産性とはかけ離れた世界。

学校だけでなく保育業界の先生も、お金とは離れているな。

児童館職員もそう。


絵本が売れるサイクル。

『えんとつ町のプペル』が、どう母親に選ばれるか、よく観察しているなー、と。
母親は知った本を買うのは本当です。

児童館職員だと自然と試し読みをするし、図書室で絵本を手に取る機会があるけど、一般の母親はそういった機会がありません。

集まりの読み聞かせで読んだ本を直後に借りていく事が多いんです。

目新しさより堅実なモノを選ぶのが、絵本の売れ方の特徴でしょう。

 

まとめ。


内容は面白かったし、西野さんの戦略的思考がすごいと思いました。

児童館の管理職にも読ませたいです。

炎上を恐れずキャラに昇華させる印象操作や、アンチを含めた口コミ力の動員など、いいものは売れる時代ではなくなった今こそ必要なテクニックでしょう。

販売のビジネス書ですけど、“利用者を待つ”児童館にとって、意図的に口コミを狙うことで新規利用者の獲得だけでなく、利用者層の予想を立てやすくなると思います。

来る者拒まずが基本だけど、ターゲット層を絞るのは行事運営の面でも効率が良いし、利用者の取り合いにもならずいいことでしょう。

 

『えんとつ町のプペル』

 

えんとつ町のプペル

えんとつ町のプペル

 

 


絵本は無料公開で読みました。

感想は、子ども向けではないかな?

というのも絵が書き込みすぎ。

膝に子どもを乗せて読み聞かせるならいいけど、大勢に読み聞かせるには細かすぎる描写で集中できないかな。
大勢の読み聞かせには向かない、家庭向けの絵本ではないでしょうか。